ボトル・インプ
プレイ人数 :2人~4人(推奨4人)
ルール難易度:そこそこ簡単
所要時間 :30分
言語依存 :なし
ゲーム概要:
皆さんは「ボトル・インプ」という物語を知っていますか?
とある瓶の中にインプが住んでおり、その瓶は持ち主のどんな願いでも叶えてくれる魔法の瓶でした。
しかし、その瓶を所有したまま亡くなられたら、インプによって永遠の地獄に連れて行かれます。
そんな末恐ろしい物の持ち主になったら、手放す方法は一つだけあります。
それは「損をしてこの瓶を売る」ことです。
ボトル・インプはこの瓶にめぐって発生したことを収めた短編小説です。
この変な法則を忠実に再現したトリック・テイキング・ゲーム(トリテ)が今回紹介するゲームです。。
ゲームのルール:

ただならぬ存在感を発する壺
1~37のカードがあって、19以外は赤、青、黄の三色にバラついています。
赤は全体的に高い数字で、青はまんべんなく分布されていて、黄色は基本的に小さい数字となっています。

19は色を持たず、ゲームの開始前に場の真ん中に置かれます。
その上に、ボトルを19のカードの上に載せます。
セットアップ:
残りの36枚のカードを配りきります。
3人の場合は12枚ずつ、4人の場合は9枚ずつです。
そこから各プレイヤーは自分の手札からカードを一枚選び、伏せた状態で19のカードの下に置きます。
その上に手札を2枚選び、両隣に一枚ずつを渡します。
残りの手札でトリテをします。
トリテとは?:
親が好きなカードを出します。
時計回りに必ず親のカードの色と同じ色のカードを出さなければなりません。
しかし、手札にはその色がない場合はどのカードを出しても構いません。
全員が一枚ずつ出したら、これらのカード(1トリック)を引き取る人が決まります。」
トリックを引き取る人:
このゲームの場合は、色と関係なく、一番数字の大きい人が全てのカードを引き取ります。
だがしかし、ボトルが乗っているカードよりも小さいカードが出ていれば、そのカードが勝ちとなります。
複数人がいた場合、より大きい方が勝ちとなります。

16も14も現在のボトルの値段の19より低いです。 16が14よりも19に近いため、16が勝ちます。
小さい数字で勝ち取った場合は、真ん中にあるカードとボトルを引き取り、自分が出したカードを場の真ん中に置きます。この数字が新たなボトルの数字になります。

これを全員の手札がなくなるまでずっとやり続けます。
手札がなくなったら、得点の計算をします。
得点:
カードの上に書いてあるコインのマークが得点です。
取ったカードの点数を全て合計して、それが自分の得点のなります。
しかし、最後のトリックが終了した時点でボトルを持っている人は得点が0になります!
その上に、ラウンド開始時に除外したカードの得点分だけのマイナス点が課されます!

ゲームの終了時に瓶を持っているため、トリックで得た点数が0になります。ゲーム開始時に除外したカードを確認し、それらの得点がマイナス点として課されます。上の場合はこのラウンドの得点が「-6」です。
これを人数分のラウンド数を続いて、終了した時点でポイントが一番高い人が勝者となります。
個人感想:
★★★★★★★★★☆ 9/10
かなり変態チックなトリックテイキングです。
ボードゲームが慣れていない人がいれば、フルボッコされる可能性があるぐらいです。
それでもこのゲームはかなりいいゲームだと個人的に思います。
運要素もある程度絡みながら毎ターンどう凌ぐのかをドキドキと感じながら遊べる珍しいゲームです。
入手困難なレア物が唯一の問題点ですが、ぜひとも持っておきたい逸品です。