タイズ・オブ・タイム
プレイ人数 :2人
ルール難易度:かなり簡単
ジャンル :ドラフト
所要時間 :20分
言語依存 :ほんのちょっとだけある
ゲーム概要:
このゲームではプレイヤーが文明を進歩させることを目指します。
しかし、時の流れとは残酷なもので、文明を滅ぼすことも多くあります。
その都度に文明を再建し、できるだけ繁栄した文明を築きましょう。
このゲームのタイトルですが、恐らく波(tides)のように来る文明サイクルと英語の諺の
”Time and tide wait for no man”(意味:歳月は人を待たず)の洒落でしょう。
セットアップ:
コンポーネントがとてもシンプルで、18枚のカード、1枚の早見表と4枚のタイルだけです。
他にスコアシートと鉛筆が入っていました。(写真に写っていませんが)
セットアップというほどのセットアップが要りません。
ゲームのルール:
まずはゲームに使う18枚のカードを良くシャッフルし、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。
各プレイヤーは同時に配られた5枚のカードを見て、一枚を選んで、伏せます。
残りの4枚は次のプレイヤーに渡します。(まだ見ないでね!)
全てのプレイヤーが選び終わったら、選んだカードを同時に公開します。
ここで、渡されたカードを見て、先と同じく一枚を選んでから伏せて、残りのカードを次のプレイヤーに渡します。
準備ができたら同時に公開します。
これが全ての手札がなくなるまで続けます。
終わる時に場に5枚のカードが出ていることになるはずです。
ここで1ラウンドが終了し、現在の得点を計算します。
ポイントはそれぞれのカードの能力によって変わったりします。(詳しくは下の得点計算まで)
得点計算が終了したら、5つの建物の中から一つを選び、タイルをその上に載せます。このカードは自分の場に残ります。
残りの4枚の中から一枚を選び、それを捨て札にします。
残りの三枚は手札に戻します。
そこで各プレイヤーは山札から2枚ずつカードを引き、5枚の手札で上記のドラフトと得点計算を行います。
3回めの得点計算が終了したらゲームが終了し、得点がより高い人の勝ちとなります。
得点計算:
このゲームはカードによって勝利点(☆マーク)が変わったり、得点が無かったりします。
また、カードの勝利点に関連するスートがあります。
スートは赤(城塞)、青(巻物)、黄(王冠)、緑(葉)、紫(手)スートなしの6種類の3枚ずつです。
勝利点の計算方法はカードの右上の英文で書いてあるので、念の為にそれぞれの効果をこちらで記入します。
For majority in ○ gain 7☆
○ のスートのカードが相手よりも多い場合、7勝利点を得ます。
For each ○ gain 3☆
○ のスートのカード1枚につき3勝利点を得ます。
For each set of ○● gain ■☆
○●の組み合わせを1セットに付き■勝利点を得ます。
For each suit you don’t have gain 3☆
1枚も所持していないスート1個に付き3勝利点を得ます。
For majority in suits with only one card gain 8☆
1枚しか持っていないスートが相手より多く持っている場合、8勝利点を得ます。
For scoring the highest with a single card gain 8☆
あなたの一番高い勝利点を叩きだしたカードが相手の一番高い勝利点を叩きだしたカードよりも高い場合、8勝利点を得ます。
Double the amount of your most numerous suit(s)
勝利点はありません。
所持しているスートの中で一番数が多いものを2倍にして計算します。
例:手持ちのスートは赤2、青2、緑1の場合、得点計算時に赤4、青4、緑1として計算します。
Win all ties.
勝利点はありません。
全ての引き分けに置いて勝ちとする。
どういうことかというと、「相手より多く持っている場合」のカードの得点計算時に、「相手と同数以上」でも構いません。
個人感想:
★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
二人用のドラフトとしてはよく考えているゲームと実感できます。
コンポネントもルールもシンプルなのに、ちゃんとドラフトの良い所を抑えています。
しかし、盛り上がるポイントが些か難しいのが一つのと、「Win all ties」のカードが時によって強すぎるのが難点です。
もうちょっとバランス調整をすれば良くなるかもしれませんが、シンプルにこだわるのならこんなものかな。