避難訓練
カード番号 | 4 |
カード名 | 避難訓練 |
英語名 | Duck and Cover |
出現時期 | 序盤戦(Early War) |
陣営 | アメリカ |
作戦値 | 3 |
カード効果 | デフコンレベルを1下げる。 米プレイヤーは[5-現在のデフコンレベル]VPを得る。 |
USSR
デフコンが2の時に使用できないのは当たり前として、デフコンが3の時に使用しても3VP取られるため、かなり使い難いカードです。
使用すると負ける時は、問答無用で宇宙に飛ばしましょう。
しかし、このカードが1ターン目で来ると、かなり扱い方が変わります。
このカードを使用すると自動的にデフコンが1下がるので、1ラウンドでデフコンを2レベル下げることができます。
3OPはクーデターに使用するのも申し分ないので、かなり魅力的な1手となります。
US
デフコンが常に2の状態のギチギチゲームでは、このカードをヘッドラインで使用すると3VPカードになります。
その上に係争地でのクーデターをソ連にさせないということもできるため、かなり魅力的なカー
ドではあります。
フンタなども止めれるので、ヘッドラインするための良い候補ではあります。
しかし、中盤になるとフルシチョフを注意してください。ソ連が「あなた方を地中に埋めてさしあげる!」をヘッドラインする時に避難訓練をヘッドラインすると、こちらがデフコン負けする可能性が出てきます。
当然、3OPという事実も捨てがたいです。どっちに転んでも良いカードです。
歴史背景
1949年にソ連が核兵器の開発を始めたことに連れて、アメリカ合衆国議会が連邦民間防衛法を定めました。
1951年に教育用映画「Duck and Cover」(意味:伏せて、自分の身を覆え)を民間に流しました。
内容としては爆弾が来たら隠れろ!ということです。映画の主人公はカメ(Bert the Turtle)で甲羅があるので避難できました。という内容です。この避難方法は日本の原爆の対処法として広まっていたと言われています。広島の原爆被害よりも長崎の原爆被害の方が少なかったのはこの避難方法が使われたからと言われています。
しかし皮肉なことに、これが一般国民に冷戦の緊迫を示したものとなりました。