中東の得点

中東の得点

003

カード番号 3
カード名 中東の得点
英語名 Middle East Scoring
出現時期 序盤戦(Early War)
陣営 中立・得点カード
作戦値
カード効果 存在:3 優勢:5 支配:7
支配下にある域内係争地ごとに+1VP。
保留不可。


meハッキリ言って、中東の得点はソ連しか得しません。
ゲームの序盤は圧倒的にソ連が有利で、中盤でややソ連に有利で、終盤もソ連が有利です。
アメリカが中東で優勢を取ることがあれば、多分ヨーロッパとアジアは真っ赤に染まっているでしょう。iran
イランはソ連のターン1AR1でクーデタされ、ソ連に傾く傾向があります。
残りの命綱であるイスラエルも中東戦争やスエズ危機が飛ばされることが多いです。
中盤からちょっと中東に息ができると思ったらイスラム革命が起きるので、油断はできません。
ソ連も石油輸出国機構があるため、容易く中東を支配させることはないでしょう。

USSR

言い過ぎではあるが、中東は何もしなくてもソ連に転がってきます。
061イランのクーデターはアメリカのアジア侵入だけでなく、アフガニスタンの隣接国の侵入も阻めるので、打つ魅力が十分過ぎるぐらいあります。
できれば避難訓練を使ってデフコンを2に調整しつつ、中東を我が手に入れよう。
中盤戦に入ると、石油輸出国機構というプチ中東得点がありますので、エジプト、イラン、リビア、サウジアラビア、イラク、ペルシア湾岸諸国、願わくばベネズエラを手に入れておきましょう。
戦略兵器制限交渉で石油輸出国機構を回収すると、合計14VPを獲得するのも夢ではありません!実際、この方法で押し勝ちしたことがあります。
中東の優位を保ち続ける事自体は難しくないので、常に優位を維持しましょう。

US

とりあえず、ターン1AR1でイランに影響力が残っていれば、3OPカードの影響力の配置で、イラク、パキスタン、アフガニスタンに置きましょう。goldtri
中東がなくなるのは当然大問題ですが、アジアへの入り口まで閉ざされると絶望しか残りません。
イランがクーデタされて、ソ連の影響力があれば、クーデター返しすれば問題ありませんが、問題は影響力が0の時です。
手札に4OPカードがあって、余裕があれば(ないと思うが)、イラクにクーデターして、ダイスの目を祈りましょう。確率は半分ですから、悪くはないはずです。
lebanon4OPカードがない場合は、レバノンを取りましょう。3VPと追加カードであるパフラヴィーⅡ世のためにも死守しましょう。
手札にナセルがある場合、一か八かでイベントの解決後にクーデターをするのも面白いですね。
(成功率は1/6なので、影響力排除判定も同じですからクーデターの方がまだ良いかと)
中盤でサダトの親米路線とキャンプ・デービッド合意でエジプトを取り返せますが、ソ連にクーデターされるのがオチなので、頑張っても仕方ないかと思います。
イスラエルを抑えれたら安泰ですが、中東戦争で一瞬にして崩れ落ちる可能性がありますので、できればキャンプ・デービッド合意の後に、もしくは中東戦争の後に取りましょう。
レバノンとヨルダンを抑えて、そこからサウジアラビアに手を伸ばせるとベストかもしれません。精一杯でこれぐらいが限界と思いましょう。

歴史的背景

1946年、西側の経済の支えとも言える石油の産地である中東にあるイランにソ連軍が駐留し、軍を引こうとしませんでした。
トルーマン大統領が戦艦を派遣し、ソ連がイランから部隊を撤退するように脅かしました。
この事件(イラン危機)がきっかけで、冷戦の火蓋が切られたとも言われています。
アメリカは石油が途絶えないために、イスラエルに支援し続けたましたが、支援のないアラブ諸国はソ連の魔の手に幾度も迫られました。

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