ナチ科学者の確保
カード番号 | 18 |
カード名 | ナチ科学者の確保 |
英語名 | Captured Nazi Scientist |
出現時期 | 序盤戦(Early War) |
陣営 | 中立 |
作戦値 | 1 |
カード効果 | プレイヤーの宇宙開発競争マーカーを1つ進める。 |
このカードは基本的にはどのように使用しても構いませんが、基本的にイベントを発動しましょう。OP使用したら、たかが1作戦値ですが、必要な時はOP使用しましょう。また、このカードの使用タイミングを測れば、立派なVPカードになることは忘れないでください。このカードのイベントを発動したい場合は、成功率が低い(1~3)マスに進む時にヘッドラインで使用しましょう。
USSR
このカードはできればヘッドラインで使用しましょう。特に変節者がまだ出ていない時です。
失敗したら痛くも痒くもないし、成功したらVPが入る可能性もあり、終盤戦に出てくる戦略防衛構想の発動を防げる可能性も出てきます。
基本的には積極的に使っても問題無いでしょう。
しかし、要注意なのは宇宙開発で捨てれるカードのOP値です。できるだけ2OPのカードを捨てれるようにしましょう。
ソ連への穀物輸出とアメリカ国営ラジオ放送が宇宙に飛ばせなくなると、大変つらいことになりかねます。
US
ソ連と比べてOP使用の頻度が多いかもしれません。
当然、イベントを発動させておくと戦略防衛構想がより現実的になるが、1OPの方が大事なことが多いです。特に序盤戦ではなおさらです。
イベントを使用するとVPが手に入ることもあるので、どっち転んでも悪くないカードです。
状況に応じてヘッドラインかOPかを考慮しましょう。
歴史的背景
第二次世界大戦中に猛威を振るったナチス・ドイツは何と言ってもその先進な兵器が驚異的だったと言われております。
アメリカは世界大戦中の1945年からペーパークリップ作戦を繰り出し、ナチス・ドイツを始めとした戦敗国の科学者を取り入れました。
アメリカのために尽力する代わりに戦争犯罪を一切問わないという条件を提示しました。その中で日本の731部隊も同じ対応をされました。
出遅れを恐れたソ連は翌年の1946年にオソアヴィアヒム作戦を実行し、2000人の科学者及びそれぞれの家族をソ連に招き入れました。
しかし、その一年の遅れはとても大きく、宇宙開発科学の父であるヴェルナー・フォン・ブラウンを始めとした偉大な科学者達は既にアメリカに帰化したためです。
ヴェルナー・フォン・ブラウンはロケット開発の第一人者で、アポロ11号の発射装置であるサターンVの製造設計の中枢的な存在でした。
人類で初めて月面に降り立ったことを成功させ、両超大国間の宇宙開発競争に王手をかけました。