トルーマン・ドクトリン

トルーマン・ドクトリン

019

カード番号 19
カード名 トルーマン・ドクトリン
英語名 Truman Doctrine
出現時期 序盤戦(Early War)
陣営 アメリカ
作戦値 1
カード効果 ヨーロッパの中立国1つからソ連の影響力をすべて取り除く。

 

USSR

012被害が出るのは仕方ありませんので、早めに処理してしまいましょう。
スターリン批判があれば、先にヨーロッパの中立国の影響力(主にフィンランド)を別の所に移動しましょう。
オーストリアあたりが消えるとちょっと痛いので、先に1OPでユーゴスラビアに影響力を置いてからイベントを発動したいところです。
下記にも書いてありますが、東独がぶっ飛ぶとか、ルーマニアが逆支配される事故を回避するように早く処理しましょう。

US

022
すごく良いカードですので、タイミングを狙って使いましょう。
最終ラウンドで東独とかに影響力を流し込んで、中立国にした後に次のターンのヘッドラインでソ連の影響力を飛ばすのが理想です。
ルーマニア王退位と独自路線の3枚コンボでルーマニアを支配できますが、わざわざ3ターンをかけて取るメリットはありません。
とりあえず、使って美味しいタイミングを作ってから使いましょう。

歴史的背景

第二次世界大戦の終了直後、ソ連の影響によって東欧諸国が共産化しました。
強大な力を持つソ連は更に第二次世界大戦中に中立を貫いたトルコに圧力をかけ、無条件にソ連の船をトルコの2つの海峡を通らせることを要請しました。
(トルコの2つの海峡:黒海とマルマラ海をつなぐボスポラス海峡とマルマラ海とエーゲ海をつなぐダーダネルス海峡)
その上に、ギリシャでは内戦が勃発し、ソ連が共産主義側に協力し、更に共産勢力を広めようとしました。
共産主義のドミノ現象を恐れたトルーマン大統領は1947年3月12日に議会への特別教書演説を行い、トルーマン・ドクトリンを宣言しました。
内容としては「武装少数派、あるいは外圧によって試みられた征服に抵抗している、自由な民族を支援する」と述べました。
これは第5代アメリカ合衆国大統領ジェームズ・モンローが1823年で宣言したモンロー・ドクトリンに終止符を打ち、アメリカの外交を大きく変えました。
(モンロー・ドクトリン:孤立主義とも言われ、ヨーロッパ諸国を始めとして、南米や独立などの紛争に一切干渉しない主義のため、モンロー主義とも言われます。)

トルーマンは1947年5月22日に法律に署名し、トルコとギリシャに4億ドルも上る経済援助を行いました。
これが事実上の封じ込め政策の始まりでもあり、後のマーシャル・プラン及びNATOの成立を助長する運びとなりました。
また、この宣言によりアメリカとソ連の対立が表面化したため、この宣言を冷戦の始まりとする事が多いです。

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