ナセル

ナセル

015

カード番号 15
カード名 ナセル
英語名 Nasser
出現時期 序盤戦(Early War)
陣営 ソビエト連邦
作戦値 1
カード効果 エジプトにソ連の影響力を2配置する。
米はエジプトの影響力の半分(端数切上)を失う。

USSR

libya悪くないカード、むしろかなりいいカードです。リビアにもアクセスできますので、お手軽中東優勢が取れます。
アメリカが中東から消えていれば、ナセルを使用する必要性はないが、そうでないかぎり、アメリカがエジプトを支配する前に使いましょう。

US

エジプトに2影響力を置いて、リビアを確保してから使いましょう。足がかりは大事です。me
リビアまで差し出すと、中東の優勢が取られる可能性がありますので厳禁です。
ラストラウンドに使用して、影響力を1/2にして、次のラウンドにエジプトがクーデターされることを覚悟しましょう。
この方法を使用して、より重要な係争地を守れます。

 

歴史的背景

汎アラブ主義運動の第一人者、ガマール・アブドゥル=ナーセル(日本ではナセルが一般表記)はエジプトの第2代大統領です。
第三世界における指導者の1人であるナセルは独自路線を踏襲し、多大な成功をいくつも収め、アラブ国の代表的な存在となりました。
その中で一番大きな成功は何と言ってもスエズ危機でしょう。
事の発端はアスワン・ハイ・ダムの建設援助を約束していたイギリスが援助を中断したことです。財源確保するため、ナセルがスエズ運河を国有化することを宣言しました。
フランスとイギリスがそれに反発し、第二次中東戦争であるスエズ戦争が勃発しました。
軍事的には敗北をしたのにも関わらず、政治的に勝利を収めたナセルは国際的威信を手に入れました。
その後、ソ連がアスワン・ハイ・ダムの建設援助を申し出たことによりナセルが親ソ路線に傾斜していき、ソ連が関わる中東の戦争ではソ連の代理を務めたぐらい親ソ路線を徹底しました。
1967年に第三次中東戦争(6日戦争)の際にエジプトの空軍基地が奇襲され、制空権が完全に失い、たったの6日で敗退し、多大な犠牲を出したナセルは大統領を辞任しようとしました。
しかし、大統領の辞任に民衆が大きく反発されているため、大統領の座に居座り続けました。
1970年のアラブ連盟会議が終了する数時間後に、ナセルが心臓発作により他界しました。
国葬に列席した会葬者は5百万人を超え、アラブ連盟の元首達もほぼ全員が列席しました。

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