ベルリン封鎖

通称初見殺し。初めてやる人にはこのカードの存在を教えてあげましょう。

USSR

良いカードです。難攻不落の西ドイツを崩すベストカードです。
共産主義の脅威／追放とセットで使用すれば、西ドイツはあなたのものになるでしょう。
序盤戦では4OPカードが5枚しかないからです。（共産主義の脅威／追放、NATO、マーシャル・プラン、日米安保、核実験禁止条約）成功すれば、欧州制覇は俄然現実的になります。

US

ちょっと困るカードですが、こちらの手札に来たことを感謝しましょう。
社会党政権があれば、このカードのOP使用で社会党政権を捨てましょう。
他のカードだと旨味が半減しますが、早めに処理しておくことをオススメします。

歴史背景

第二次世界大戦で大敗したドイツはアメリカ、イギリス、フランス、ソ連の4ヶ国分割占領されていました。
アメリカが西側をドイツの経済を強化を図り、米英仏の管理下である西側にのみ貨幣改革を実施し、ドイツ・マルクを導入しました。それを反対していたソ連はドイツ・マルクの導入日である1948年6月8日に分割管理されていた西ベルリンを封鎖し、冷戦初期の代表的な事件であるベルリン封鎖が起きました。スターリンは西ベルリンに向かう交通手段を全て封鎖し、陸の孤島となった西ベルリンには生活需要品が届けられず、西側の占領部隊を撤退させようとしました。しかし、アメリカは食い下がるどころか、イギリスとフランスと力を合わせて「ベルリン大空輸」なる作戦を切り出しました。生活需要品からはじめ、全ての必要品を空輸することにより、陸の孤島である西ベルリンに継続的に品を届けていました。ピーク時は一分ごとに空輸便が届けられる勢いですが、ソ連も全面戦争を避けるべく、空路だけを黙認しました。
ソ連はベルリン封鎖が失敗したと認めざるを得ず、1949年5月12日にベルリン封鎖を解除しました。